FEATURE第1回目は、「富岡の長屋」リノベーションプロジェクトをご紹介します。

世界遺産暫定リスト登録で話題の、富岡製糸場近くにその物件はありました。
以前は住居として長く使われていた連棟長屋の一棟。
調べてみると、明治10年に建築された建物ということが分かりました。富岡製糸場が操業を開始したのが明治5年。
だとすると、その5年後にはもうこの場所にあったということです。何だかワクワクしませんか…?



1872年からそのままの姿で残っている富岡製糸場

正門前の通りに面し、この物件はあります。

これがその物件。

底が抜けてしまいそうな床、傾いた柱。

私達は、早速建物の中に入ることにしました。
「これはひどい…」
空家になってからかなりの年月が経っていたこともあり、想像していた以上に老朽化は進み、今にも倒れてしまいそうな状態でした。

しかし、建物内を良く見渡してみると、そこには、味わい深くこげ茶色になった天井や梁、柱に剥き出しに付けられた電気のコード、懐かしい黄土色した土壁などが当時のままの状態で残っていたのです。
長い時を経て、新しいものには決して出すことの出来ない、なんとも言えない雰囲気がそこにはありました。

解体して新しい建物を造るのは簡単。

でも、この古さと素材を生かし
何とか蘇らせたい。


こうして私達は、設計士さん、建築業者さんと打ち合わせを重ね、プロジェクトをスタートしました。




2007年10月、工事スタート。



工事中の様子。

もくもくと作業を進める高橋さん。今回はお世話になりました!





そして年明け1月、朽ち果てていた建物が新たに生まれ変わりました。


中に入ると吹き抜けが。2階天井や梁が目に入ります。

当時からの天井や柱はそのままに。
1階はシンプルなスケルトン状態。


1階の壁は珪藻土に、
2階はあえて当時のままの土壁。

2階内部。アートなんか飾ったらイイ感じかも…。


外観は古民家風に。珪藻土と板張りで仕上げました。

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